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オーガニック・コットンは厳しい基準に従って有機栽培される綿花ですが、
コンベンショナル・コットン(通常の綿)と比較して
農薬や合成肥料の成分が検出されるほどの差はありません。
そこでそのコットンが正しくオーガニックな農法で栽培されたかどうかを確認するため、
認証を受ける必要があります。
また、オーガニックの製品についても、オーガニックにふさわしい環境負荷の少ない加工をしたかどうか、
原料のオーガニック繊維が正しく使われたかどうかを確認するため認証を受ける必要があります。
つまり、オーガニック認証については農業分野(畑から原綿まで)のオーガニック・ファーミング認証と、
テキスタイルの製造加工分野(紡績から製品まで)のテキスタイル認証の二つがあるのです。
オーガニックの作物を栽培する畑と、そこで収穫される作物が認証の対象となります。
畑は2-3 年以上の移行期間(イン・コンバージョン)のオーガニックの基準に沿った栽培を経て、
オーガニックの畑として認証され、綿花や食糧作物がオーガニックとして出荷できるようになります。
収穫された作物も認証され、必要があれば取引ごとに認証書(TC)が発行されます。
これらの認証のもとになる基準はそれぞれの国や地域が定めた
オーガニック農産物等の生産方法についての基準が使われます。
認証作業を担当する認証機関はそれぞれの国が資格認定をし、認証実施の資格を与えます。
オーガニックのテキスタイル認証については大きく二つの考え方があります。
一つはオーガニックで栽培された原料繊維だから、
それにふさわしい環境負荷の少ない製造加工をすべきであり、
原料のオーガニック繊維の含有率も一定のパーセント以上を使用し、
そのトレーサビリティーを確認しようというものでオーガニック・テキスタイル認証では
GOTS がこの考え方で主流を成しています。
もう一つはオーガニックを一定量(例えば5% でも)使えば、
製品の製造加工方法は従来の方法でも良いというもの。
含有率や加工方法に制限が少ないので、表現が豊かで売りやすくなります。
TE(テキスタイル・エクスチェンジ、旧OEオーガニック・エクスチェンジ)がこの考え方をしています。
テキスタイル認証も表示された含有率のパーセントが
正しいかどうかのトレーサビリティーの確認が中心となります。
オーガニック農産物等の生産方法についての基準が国定基準であったのに対し、
テキスタイル分野のオーガニック認証の基となる基準はすべて民間の基準組織が策定しています。
貿易上の観点から、CODEXという国際機関がオーガニック農産物などのガイドラインを定め、
これに調和するためWTOに加盟している各国が国定の基準を定めたのですが、
オーガニック・テキスタイルの基準で国定のものはありません。
加工用ケミカルの使用に細かい区分をするテキスタイルは小回りの利く民間組織が
対応しやすいといえるのでしょう。
認証作業を担当する認証機関もISO などの規定に基づく国際的な資格認定機関による
資格認定と基準策定機関の承認を受けます。
日本では「オーガニックコットンに係る表示ガイドライン」が中小企業基盤整備機構から発表され、
製品にオーガニックコットンの表示をする事業者はトレーサビリティーを確保することが定められました。
GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)は、代表的な国際基準策定機関によって、
原料の収穫から環境に優しく社会的に責任のある製造を経て、消費者に信頼できる保証を与える
ラベリングに到るまで、「繊維製品が正しくオーガニックである」という状況を確保する
世界的なルールを定めるために開発されました。
オーガニック繊維の消費の成長と、オーガニックに関する統一した判定基準が必要であるとする
製造業者や小売業者からの強い要望により、GOTSはすでに世界的な評価を得ています。
GOTSは、オーガニック繊維から作られた繊維製品を供給する加工業者と製造業者のために、
世界の主要なマーケットに受け入れられる「オーガニックの認証」を可能にしています。
GOTSは、オーガニック繊維製品が、消費者の信頼を得るために必要な国際的な認証システムとして、
世界の繊維製品生産流通の業界で認められつつあります。
お問合せ:GOTSについてのご質問はmori@joca.gr.jpにお問い合わせください。

















